「バリゴヤの頭」
名前がすごい気になるので参加させていただきました
今まで全然知らない山だったがバリゴヤと言う名前はインパクトがある。
バリ島の南国の楽園とはかけ離れてそうだが
今度稲村小屋にでも泊まって名前の由来を聞いてみたいもんです。
1日目は観音峰登山口を9:30に出発し観音峰山、三塚、法力峠、山上辻、稲村小屋に16:30到着
3月だったが結構雪は残っていた。
観音峯から法力峠に向かう途中でみえるバリゴヤの頭
見て一番の感想はあられちゃんに出てくるにこちゃん大王の頭そっくり
雪の上には動物の足跡がいっぱい
大きいのでクマかと思ったけどクマなら爪がありそうだしイノシシかな。
法力峠からはいやらしいトラバースの繰り返し
ステップを入れて足場を作りながら稲村小屋に進む
稲村小屋に行く途中で見える大日ヶ岳
ピラミッドの形はまるで槍ヶ岳やマッターホルン?
稲村小屋手前の道で
マンモスの木だそうです。
16時に予定通りに到着
女性3名用テントと男性2名用ツェルトの準備
夏のテント場はコルのど真ん中だったので風通しが良かったが10m外すだけでだいぶ風が収まった。
ただ夜風向きが変わりツェルトに隙間風が入り込み大変寒くなりそうでしたがベテランの方の追加防風対策をしていただき夜も快適に眠れた。
準備の手際も含めてテント生活のノウハウをもっと身につけないといけないと身にしみた
夕日がとても綺麗
春分の日になっただけあって日はだいぶ長くなったなぁ
ラーメン間違えて八人前買ってしまったけどみんな食慾旺盛で5人でちょうど良かった
メンバーのお母様に差し入れいただいたピリ辛ウィンナーや豚肉のビタミンB1が疲れた体に染み渡りました
いつもありがとうございます
翌日は快晴
四時起きで予定通り6時スタート
大日ヶ岳のトラバースを慎重に進めてその後狭い尾根伝いに稲村が岳へ
朝は雪面も硬く進みやすかった。
稲村が岳から先はクマモンのトレースだけしか見当たらない
稲村が岳から
快晴で眺めが素晴らしい
その先は藪と岩と雪のミックスで藪漕ぎ、岩登り、ラッセル、痩せ尾根と厳しい歩行が続く。
岩場
一部固定ロープがあります。
ラッセル
大日ヶ岳のトラバースが歩きにくい。
最後は
シャクナゲのブッシュの藪漕ぎ
厳しくなかなか進まない
6:00に出発して10:00
四時間の歩行の甲斐も虚しくバリゴヤ前衛のジャンダルム?の取り付きで時間切れ敗退
あと僅かでしたが帰りの時間を考えてここは予定通り終了
残り500mほどだったがここに来るまでのスピードを考えると妥当な判断だったかと思います
朝五時に出発するまたは前日に観音峯を通らず母公堂から登って稲村が岳付近まで距離を稼ぐなども考えられたかもしれないが暗い中の歩行や一応テントは稲村小屋から先は禁止と書いているのでこれが限界だったのか、、、
大きな敗北感を感じつつも帰りに見えた天気の良い大峰の景色で来てよかったなと思う
ツツジ?春ももう近い。
四時間で来た道を三時間で引き返し稲村小屋に13時到着
ツェルトを撤収
その後は杉や檜でくしゃみが出て大変な中ツルツルの氷の山道で何度か尻餅つきながらも無事に母公堂に下山
洞川温泉の路線バスにも間に合わず、母公堂から観音峯登山口までトボトボ歩きながら
無事下山出来たことに感謝
歩いて帰ったおかげで初めてゆっくり天川の町を歩くことができました。
修験者のお宿や知らないいろんなグッズが売られているのを知って新鮮だった。
17:00ころに観音峰の登山口に到着
遅くなったので温泉にも入らずに帰宅。
反省
今回は残念ながら時間切れでバリゴヤの頭にたどり着くことはできなかった。
バリゴヤの頭は時間、体力的にも厳しい。
少し盛りすぎの行程だったのでバリゴヤ一本に絞って稲村小屋から先にテントをはるかもっと早い時間に出た方が良かったかもしれない