2019年2月24日日曜日

2019/02/23−24 大山弥山尾根と雪上訓練

2/23 雪上訓練


23時に梅田駅に集合
蛍雪さんも同じ時刻に集合されていた。
八ヶ岳に新人さんのアイスクライミングの練習に行くとの事でお互いの安全登山の挨拶をして我々は西に向かって出発する。

駐車場には4時くらいに到着。
仮眠を取って朝7時半に七合尾根に向けて移動開始。
天気予報は回復傾向だったがまだ雪雲が残っていて取付きに近づくにつれて雪が激しくなる。
結局天候の回復が昼過ぎだったので土曜日は取付き付近で雪上訓練。
その後元谷小屋付近でのビーコン訓練。


雪上訓練 8時40分~14時40分
・アンカー構築
・スタンディングアックスビレイなどビレイの仕方
・コンテ
・滑落停止
・ビーコンを使った捜索方法

雪山で必要となる基礎技術について会長から講習を受ける。


1.自己確保のためのアンカー構築

 ・ スノーバーの使い方
   まずはバーを埋める場所を踏み固めで雪を固くして安定させる
   雪にさす方向に注意
   雪が止まりそうだからという理由で間違って直角三角形の直角を上にしやすいが構造上強度の高いのは直角を谷に向けるのが正しい使い方
  スリングの溝を適切な方向へと作っておく事
  溝がなければテコの原理で浮き上がってしまう

・ スノーアンカーの作り方

   土囊袋に人の頭くらいの大きさになるように雪を入れる
   土囊袋の先を捻り折り曲げる
   スリングを土囊袋の折り目にガースヒッチで結びその上にハーフガースヒッチで複数回結ぶ
   最後に土囊袋の先の穴に通す
   穴と溝を作ってスノーアンカーを穴に入れる

・ デッドマンの使い方
   自己ビレイされる人の方向にワイヤーが伸びきるように雪にさす事
   デッドマンの場合は荷重がかかると雪の中に潜ったり移動したりすることがあるので注意が必要

・スノーボラード


2.ビレイの仕方

 ・スタンディングアックスビレー
  山足谷脇と覚えれば覚えやすい。
  体をピンと張らないと体がクネとなり止められない。

 ・腰がらみ
  腰の後ろにアイスアックスをさしてロープを回すとロープが体に接触せずに負荷が小さくなる

3.コンテ

 単に輪っかを作って繋げるのではなく制動して止める事を常に考えて行うこと。コンテをしているときはなだらかな場所が多いので制動させてから止める

 ・OM方式

   右に人を繋ぎカラビナを通す
   左の手の親指、人差し指でロープを制動できるようにする中指に巻いたロープをかける。
   人が流れたら中指のロープを離して制動をかけながら肩で止めること。

 ・ヒマラヤコンテ
   流れた場合はカラビナを通ったロープを手で握って制動する

  またコンテのために作った輪っかの真ん中にピッケルを指して止める方法もあるが失敗しやすい


4.滑落停止

  リュックを背負って頭からやどの方向から落ちた場合に備えて停止できるように練習
 足を上げてアイゼンで引っかからないようにする事


5.ビーコン捜索

   ビーコンに近づくときには直線的にでは近づけない
  電波の方向に向かって放物線に近づく事になることを実地で確認する。
 距離が近づいたら徐々にビーコンの高さを低くしていき最低の値の箇所で前後左右に移動してクロスサーチを実施
 その後はゾンデとスコップで探索

 最後は3人でビーコンを隠して練習
 二人目は木の上にかけると言うトリッキーな隠し方
 地面に近づくと距離が大きくなりあれとなるが無事発見

 3人目は二台サーチ
  距離が離れていたので1台目発見後2台目が検出されずあちこち徘徊するので時間がかかる。

  エリアが広い場合は複数人でビーコンの性能に応じて間隔をあけて平行に移動する。一人の場合はビーコンの検出可能な距離の中でジグザグに移動する。
  ビーコンの取説を見て使い方をマスターすること
14時過ぎまでみっちり雪上訓練をして駐車場まで戻る。
食担の北村さんの振る舞いでカレー鍋をいただく。
いつもありがとう。


2/24 大山弥山尾根


山行時間
駐車場 4時50分 元谷避難小屋 5時45分 アイゼン装着・休憩 6時20分-45分 弥山尾根取付き 6時50分 弥山山頂 8時40分 大山避難小屋 9時05分 6合目避難小屋 9時35分 元谷 避難小屋 10時15分
駐車場 11時



混雑を予想して3時に起床して5時に出発
暗い中、大山寺から元谷小屋まで歩く

元谷小屋に着くと昨日のとは一変して風も無い快晴
別山からの月の出と飛行機雲が繋がってとても美しい

御来光を見るためだろうか稜線の一般道には沢山のヘッドライトが連なっているが、クライマーの姿は別山に1組見えるのと我々の手前に1組だけだった。

元谷小屋の上部のブッシュの左の弥山沢の縁を登りきる手前で沢を左に渡り取り付き手前のブッシュに渡りここで雪も硬くなってきたのでアイゼンを装着

雪はやはり少ないが雪崩の跡は残っていた。
元谷小屋も一度雪崩で流されて今のブッシュの位置に移動したらしく本来は幕営禁止とのこと。


取付き付近からみる弥山や別山は昨年見た雪に覆われていたのとはだいぶ様相が異なり岩とブッシュが目立つ。

ただ雪はしまっていたためロープは使わずに登攀を開始する。
先行でスタカットで上がっていたパーティから先に行って下さいとの事だったのでロープを踏まないようにしながら慎重に進む。
その後も同様に2パーティが先行パーティを追い抜いてロープなしとコンテで上がってきた。

雪がしまってるとは言え、やはり確保されてないクライミングは緊張する。

ふくらはぎが筋肉痛になってしまった。
やはり普段のアイトレが不足している。
遠出しない日はゲレンデでアイゼン練習を1日10ピッチくらいはやらないと本チャンでスタミナが持たなくなってしまう。

またクランポン、アイスアックスの決まるまでの回数も多いのでしっかり練習して一回で決めてスピード上げていきたい。

8:40には早々に弥山の山頂にたどり着く。
雲ひとつない日本海が一望できた。


普段からこんなに条件ええわけやないので今日は特別やと思っておいてほしいとの会長の言葉。
確かに昨年は雪がグサグサで最後の乗越がなかなか越せずに渋滞が発生していた。


11時には駐車場まで下山。
春のような陽気で黄砂で視界が悪い。
このまま春になって雪山シーズンも終わるのかもしれない。

淀江ゆめ温泉で一風呂あびてらーめん工房しのぎ屋のおきまりのコースを回って帰宅の途につく。




2019年2月11日月曜日

2018/2/10 蛇谷ヶ峰

三連休中日。天候も雪で雪遊びやスキー客て湖西道路は渋滞。
 到着までに想定以上の時間がかかりました。
第二京阪京滋バイパス経由で栗東から抜けてきても良かったかもしれない。
 


朝渋滞にグリーンパークの駐車場
ちょうど屋根のある場所に駐車できたのでここで準備




しばらく林道を歩くと登山口発見。
雪が少なくて帰りはドロと混ざったコーヒー牛乳にならないのか心配。


ほんの少し夏道とトレースがずれてるようで迷いトレースがありあれ?と思うが少し引き返し沢を越えて右隣の尾根に移る。



 山頂付近は開けた広葉樹の穏やかな丘のような地形


 山頂に到着すると少しだが晴れ間もあり360度の絶景が
 琵琶湖、麓の集落、比良、京都北山の奥深い山々
 遠くに見えるのは百里ヶ岳か



頂上付近で「もしかして青穂さん?」と声をかける男性が、、
先週の例会で見学に来られていた小野さんがスキーをしに来られてました。
せっかくなので四人で集合写真を撮って「また山行に行きましょう」と再会を約束して下山。
気温が低かったからか麓も泥道にはなっておらず安堵。


麓の温泉は激混みでゆっくりできそうもないので早々に退散し5時過ぎには王子まで戻り王将で反省会



 関西百名山だけあってたくさん人も入って賑やかな山です。
 多少の晴れ間もあり琵琶湖の眺めもよく穏やかな山行でした。

麓のグリーンパークでは京阪神方面からたくさん雪遊びに来られてました。



   7:00  王子駅出発
  10:45 グリーンパーク出発
  11:44 554m分岐地点
  12:35 蛇谷ヶ峰 着
  12:53 蛇谷ヶ峰 発
  13:40 554m分岐地点
  14:39 グリーンパーク到着

   距離 6km
   高低差 648m
   累計標高 登り下り 879/844


2019年2月3日日曜日

2019/02/02 第48回 百丈 下部岩壁✖️1 東陵✖️1 自己脱出 2/3 生駒山




土曜日はもう一度伯母子岳にリベンジしよかと思ってましたが、会の仲間から誘われたのでゲレンデで練習

不動やと東陵なるが、コースが限られ三連休前で多分混んでるので、順番待ちが大変そう。懸垂も出来ないので左の道を下りないといけないとかと思われるので百丈に

やっぱり空いてて自分たちしかいませんでした。

下部から東陵にあがり、中央ルンゼで懸垂の練習して下部でセルフレスキュー。

だいぶ忘れてたなぁ。

鐙もそうやけどやっぱり定期的なゲレンデの練習は大事です。

日曜日は生駒山でトレラン



新石切駅を出発して摂河泉ハイキングコースから暗峠、宿坊谷登山コース、瓢箪山に



水仙がとても綺麗です。


山頂付近は雪が積もってました。


道もドロドロで走るのもためらわれましたが


乾いていたところは絶好のランニングコースです。




最後はラーメンを食べましたが、味はいまいち
今度は信貴山から縦走したらだいたい生駒山は全部縦走したかな