2019年1月26日土曜日

伯母子岳 登山口まで行けず




今週は伯母子岳に行く予定でしたが

今年最強の寒波とやらで

高野山から先アイスバーンでフォーシーズンタイヤでは厳しいので引き返しました

チェーンつけても良かったですけど高野山観光して帰ります
白と朱色のコントラストってとても綺麗です。





2019年1月23日水曜日

2019/01/19 第47回 百丈 中央ルンゼ アイゼントレ ✖️2



最近は新しく入った山岳会の山行に行くことが多くなり今年初めて百丈に行きました




山仙人さんは登山道の整備をされるとのことで仲間とフィックスで中央ルンゼのユマーリングの練習後に南尾根という山仙人さんが開拓中の道を行きました。



百丈が一望できて良かったのですがえらい藪漕ぎで苦労しました。




この道ができればもっとハイキングに最適な道になるんでしょうけどまだまだ時間がかかりそう。
できればイバラのトゲトゲくらいは切っておいてほしいなぁ
機会があればまた切りに行こう。

山仙人さんはだいぶ膝が悪い様に見えました。
しばらくはアイゼントレは一緒には厳しいかな。



まだ鎌倉渓も行ってないしハイキングでもまだまだ色々行って見たい。


2019年1月15日火曜日

2019/01/12-14 福井 経ケ岳

先週の剱岳の下山から一週間。
今週末は少し休養したいと言う思いもありながらせっかくの冬山シーズン、寒波の積雪を期待して三連休に福井県の経ケ岳に四人で入山しました。

経ケ岳で検索するとだいたいは中央アルプスの経ケ岳にが表示されますが、福井県の経ケ岳も山容が美しく人影も少ないとても良い山でした。

大野市の案内


□1/11(金)
22:30 大阪駅 
2:30 福井県立奥越高原 青少年自然の家 
          仮眠

□1/12(土) 晴れ

8:00 六呂師高原スキーパーク出発 510m
10:00 旧スキー場 リフト跡 799m
10:50 法恩寺林道 経ケ岳登山口 899m
14:45 保月山 1272.8m



大阪を発ち青少年自然の家に着いて車中泊。
5時に起床。
自然の家から登山道の入り口が分からなかったのでスノーパークの駐車場まで移動。

地形図とコンパスを見ながらルートを推定。

旧スキー場の最上部のリフト跡の降り場あたりまで登ってから北西方向に尾根沿いで進むと判断する。

スキー場を上がる途中右手に青少年自然の家が見えて林道らしきものがあった。通常は青少年自然の家から入る様だ。

夏山なら日帰りで行ける山だがこの雪深いシーズンの三連休に登山客は我々だけで全くのトレースなし。

スノーパークを上り詰めたあたりで雪に足が取られ始めて早速ワカン装着。
その後は基本的に尾根沿いを進んで行く。

うまくルートファインディングすれば藪漕ぎをしなくても楽に行けたのかもしれないが、そううまくいくわけもなく雪を掻き分けながら藪漕ぎの二重苦にもがきながらかなりの時間をロス。

藪の中だと雪が薄く足を踏み外し沈んでしまう。さらに沈んだ後に木の根っこや枝にワカンが引っかかりそれを抜くのにパワーを使ってしまう。

木のそばを避けて歩くがそれでも小さな藪の上の薄雪にやはり足を踏み外す。
体力は使ったが初日は樹林帯の緊張感はあまり無い冬山歩き。

初日の目的地である保月山(ほづきやま)に到着する手前で年配のご夫婦が後ろから我々のつけたトレースを辿って追いつき合流。

その後はご夫婦にもラッセルを手伝ってもらいながら14時に保月山頂に到着。
キャンプ適地でテントはその夫婦の方と二張りは作れるスペースがあった。


大野の町灯りと荒島岳の山容が綺麗に見える平らな一等地は年配の夫婦の方に譲って我々は斜めの積雪を頑張って平らに削る。

ラッセルに疲れてたが若者?はやはり労働すべきである。

晩ご飯は石狩鍋を頂き明日へのアタックに備えて19時に就寝。



□1/12(土) 晴れ

5:00 起床
6:50 保月山発 1272.8m
9:15 杓子岳 1440m
9:50 中岳 1467m 10分休憩
10:15切窓
11:30 経ケ岳 1625.2m 20分休憩
12:20 切窓 1380m
12:55  中岳 1467m
13:30 杓子岳 1440m
14:25 保月山 1272.8m


朝から予報通り天気良く絶好のアタック日和。
アタックの装備でテントから経ケ岳までのピストンの予定。

保月山を出発して雪庇の付いた痩せ尾根と杓子岳手前の雪の被った斜面の乗越。
ここが今回の山行の核心。

痩せ尾根の雪庇は植生のある高度のため雪庇の踏み抜きをしないように雪から木の見えている辺りを狙ってキックステップで蹴り込みながら滑落しないように慎重に進む。

雪深い時のラッセルはポールで前の雪を落としてその雪を足で踏み固めろと言う会長の指導のもと少しずつ進む。

元々壊れかけていたポールが雪かきの途中で折れてしまいその後はポール一本での行動となる。

痩せ尾根のどん詰まりで牛岩と呼ばれる崖に突き当たる。名前の通り牛の背中からお尻の様に落ちている。
確保なしでは降りれないので一旦引き返し牛岩を巻いて再びラッセルで先に進む。

すぐに杓子岳手前の急な斜面にぶち当たる。

この斜面に雪が多く付いて、雪を掘っても下に植生がありワカンでは埒が開かなくなり時間がかかる。

後から追いついた昨日の年配のご夫婦がアイゼンを履いておられて、我々に見かねて植生の上を乗っ越してもらってようやく脱出。

体力だけではないベテランの方の足さばきとルートファインディングに感服。

9:15ようやく杓子岳に到達。
やっと経ケ岳が美しく見えて完登が見えてくる。

ここでしばらく休憩。

杓子岳から中岳までは広く平らな尾根が続く。
風の通り道で雪が硬く重い。
一歩一歩の足の運びが重いラッセルがしばらく続く。

経ケ岳手前のピークの中岳でしばし休憩。
経ケ岳のルートを考える。



結局、下部の切窓のコル付近ではトラバースはせず右の熊笹の生えた急登の尾根を人の文字の様に尾根が交わるところまで登りきり、交差付近で上部の尾根に移動し登り切る。

経ケ岳の頂上手前の尾根も風で雪が薄くて硬くなり蹴り込みに苦労する。
こうなるとアイゼンの方が歩きやすい。

11:30ようやくピークに到着。
快晴。白山、別山、御嶽山の姿がとても美しい。
ラッセルで共闘した年配のご夫婦と労をねぎらいお互い写真を撮りながら20分ほど小休憩し下山。

下りが核心やから気をつけやとの会長の言葉通り帰りは雪解けが進んでいて特に後列だとステップも崩れ足を何度か取られそうになる。
また溶けた雪の下から木の枝が出てきてワカンに引っかかり躓きかけてヒヤリとした。

事故は下りが多いと言うのを身をもって体験する。

道中、地元の若い登山者が一人でスタコラサッサと降りてきて颯爽と我々を抜いていく。
別の尾根から経ケ岳に上がってきて日帰りで下りていくとのこと。
やはり地元の人は慣れている。
我々の二倍のスピードは出ている。見習いたい。

14:25になんとか無事に保月山のテントまで到着。

年配のご夫婦は今日そのまま麓まで降りて美味しいもの食べて車中泊。明日三重まで帰るとのこと。

鈴鹿の山も山行するそうだが人が多くて経ケ岳の様に人影の少ない山に行くのが好きなんだそう。
古い革靴を履いていたので話が盛り上がる。33年使い続けているそうだ。

ご夫婦と別れの挨拶をして我々も祝盃。
剱岳のように体調不良にならないように今回はお酒の量はは控えめにしたのでささやかに。

今晩ここでビール飲んだら美味いやろなぁと思いながら


□1/14(月)晴れ

7:20 保月山発 1272.8m
9:45 林道出合 890m
10:30 リフト跡 799m
11:20 駐車場 510m





朝から快晴。荒島岳のモルゲンロートが美しい。
これだけ晴れが続くのも冬の日本海側では珍しい、、
天候に恵まれた山行であった。

帰りは行きにつけたトレースの付いた道を戻る。体調の悪いメンバーもいたためゆっくり休みながら下山。

下山後は温浴施設うらら館にて入浴し昼食。
さすがにそば処の大野だけあって蕎麦が美味しい。

麓のスノーパークでリフト番をしているおじさんと話をすると今年は雪が少ないそうだ。

それでも人影少なくトレースの無い雪深い山に入ってルートファインディングとラッセルの練習を二泊三日で十分楽しむことができた山行だった。

来年も同様の山行練習を続けていきたい。




2019年1月6日日曜日

2018/12/31-2019/1/2 剱岳敗退

◾️12/30(日) 
 20時10分梅田出発
 小矢部川SAにて仮眠

◾️12/31(月)  曇時々雪 伊折→松尾平
 4時起床 4時30分出発  流杉PAにてパッキング
 6時上市駅にてタクシーに乗換 7時伊折到着
 7:20伊折-11:10馬場島-11:35登山口-13:20松尾平テント設営 18時就寝




伊折から馬場島に行くまでのあいだに朝から12/25からの北方稜線の遭難者をヘリが飛んでレスキューしていた。
馬場島の駐在所で大窓付近で無事救出したと富山県警の方から聞き安堵。



前日の12/30(日)に5パーティが先行して入山していた。そのためトレースがしっかりしていた。
途中体調不良などで何人か降りてきたので話を聞くと複数パーティで交代しながら早月小屋までトレースを付けたそう。
12/31(月)に入山したのは我々だけでラッセル泥棒になってしまった。

予定通り松尾平でテン泊し、晩は年越し鰻丼を頂く。




◾️1/1(火) 晴のち雪
 5時起床 
 7:25松尾平-12:15標高1640m付近テント設営 18時就寝

朝から新年らしい穏やかな天気

北方稜線の初モルゲンロートが美しい。



昼から予報通り雪が降り出したため、上に行くか降りるか悩んだ。
メンバーの取り敢えず上がれるところまでとの熱意に押され1640mまで上がりテント適地を見つけて13時くらいにテント設営。

前日に早月小屋に入ったパーティは今後の降雪予報を見越して全て下山していく。

すれ違ったパーティに話を聞くとアタックしたのは3パーティほど。

最高で2700mくらいまで。
20代前半くらいの若者が首までラッセルして到達したとのこと。

その後すれ違った中年グループが2600mくらい?

あと1組テント担いで2400mくらいにいたらしいが結局は全てのパーティが下山したとのことでした。

残りのパーティは朝

の劔の写真を撮って雪の状態を鑑みて早々に下山したようだ。

夕食はうどん。途中、我々が予定の早月小屋に到着しなかったため富山県警の方から携帯に連絡あり。
お正月返上で警備に当たってくれる富山県警さんには感謝の言葉しかない。

メンバーの一名が就寝後シュラフを脱いで「寒い、死ぬ、助けて」と夢の中で魘されていたので二度シュラフを掛け直してようやく就寝。
一体どんな夢を見ていたのだろうか?



◾️1/2(水) 雪
5時起床 7:40下山開始-10:50松尾平-12:10馬場島・休憩~12:40-16:10伊折

朝から一名が体調不良(脱水症状?)で食担変更と撤収が40分遅れる。

無事食事と水分補給で体調回復したので7:30下山開始。
50cmの積雪。重い雪質。



幸いガスなくトレースのあとがぼんやり残っていたので前日のトレースを足の触感で辿りながら下山。
票布のないひらけた支尾根の分岐点とトレースっぽい窪みに惑わされる。
ガスがあったら間違えて道迷いしそうな感じだった。



登りで黙々と登るだけでなく撤退に備えて地形を覚えておくようにとの前日の指導の意味がわかる。

12:30くらいに馬場島に到着。



どうせ春まで宿閉めて賞味期限きれちゃうからねと馬場島荘の方からコーラいただく。

宿に泊まっていた剱岳のレジェンドのおじいさんから「2700mまでトレースあるんやから行ってこんかい」とどやされる

ちょうど13時くらいに宿の方を送迎する雪上車が走り馬場島から伊折までは圧雪された。
それでもかなりだるい林道歩きが続き16:10くらいに伊折に到着。

馬場島に着いたからもう安心と思っていたが早月尾根では電波状態が良かったのに馬場島以降はドコモの電波状態が悪く、結局伊折まで圏外のまま。

AUのデータ通信のみ可能でLINEで連絡して大阪から上市タクシーに電話にて連絡してもらう。
伊折まで迎車いただきなんとか無事上市まで帰ることができた。

タクシーの道中、ドコモの電波が入るのが町の手前だったことを考えると馬場島でタクシーを呼ぶべきだった。AUの携帯に感謝。

最後にホテルルートイン魚津で打ち上げ🍺

四泊五日の予定が二泊三日で切り上げてもヘトヘトで八ヶ岳や穂高に比べて圧倒的に奥深い劔をほんの少しだけ味わったのかもしれないです
今回はまだまだ1650mですがいつか実力を付けてリベンジしたい。