2019年8月16日金曜日

2019/08/10-13 吾妻連峰 前川大滝沢

日時 2019年8月10日~13日
場所 吾妻連峰 前川大滝沢
山行形態  沢登り

■8/9(金),10(土)

22:30 MCM集合
仮眠後に朝5時に会長の車で出発。北陸道経由で荒川胎内ICまで。
連休初日だがそれほど渋滞に巻き込まれずに大阪を抜ける
米沢まで下道で行き、ローカルスーパーで買い出しして峠駅で野宿。

昔はスイッチバックの駅やったみたいですけど今は新幹線がどんどん
通りすぎて行くレトロなのに最先端な不思議な空間。

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もう一組先客がいたが道路でテーブル広げて宴会したり夜中まで飲んで歌ってとせっかくの廃駅の雰囲気を台無しに
まあ熊が出なくてよかったと思うしかない

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■8/11(日)

5:00 起床
06:30 入渓
08:17 滑川大滝
12:30 遡行終了
15:30 明月荘(弥兵衛平小屋)

橋の横に駐車場があり橋の横から入渓。

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入渓地点からいきなりナメがとても美しい滝が現れる。
気温は高く少し歩くとすぐ暑くなったが滝で滑り台のように滑って体を濡らすとたちまちは体温が下がって歩きやすくなった。

2時間ほど美しいナメ床を快適に歩きとても大きな前川大滝に到着。

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日本の百名瀑に選ばれていて姿形がとても美しい。

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しかし国立公園なので野営は禁止だが焚き火の跡があり残念な気持ちになる
大滝の100mほど手前にケルンのように石が積んであり右岸に赤テープがある。
それを目印に巻道を上がる。
巻道から見る前川大滝もとても雄大だ

欲をいえばもう少し空が晴れていて欲しかった

大滝をゆっくり眺めて以前のトロッコの跡地をすぎてさらに巻道を進んでいく。
どんどん沢が下に遠く見えるようになり不安になった頃に赤テープを発見ししばらく軽い藪漕ぎをしながら10分ほどで再度沢に合流。

12mの滝で念のためロープを出す
沢を登る際には水が流れているところの方がコケがつかずに滑りにくかった。

Y字の滝では滝壺を泳いでたもとまでたどり着き登り切る。

13時前に後半は枝沢の桶木沢を上がり一般道に合流し遡行を終了。
靴を沢用から登山用に履き替えて明月荘までは400mほどの登り。

今まで気持ちよく遡行していたときのギヤをリュックにしまいこんで歩荷トレの始まり
水を染み込んでええ感じの重さになってます
ええ歩荷トレメニューを準備してはりました。

15:30 明月荘到着

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直前にあった金明水という水飲み場で給水。
明月荘までの道中に誰も人を見かけなかったのに避難小屋に着くとたくさんの人がいる
のに驚き

お隣に居合わせたお兄さんが関西出身で東北に長く住んでいてこの辺りの山に詳しく色々と話を聞かせてもらう
この辺りは2000m付近なんだけど池塘や湿原が広がっていて夕日が西吾妻山に行くのを見るとまるでサバンナのキリマンジャロに夕日が沈むようで東北のキリマンジャロと呼んでます
とのことで実際見に行ってみた。
残念ながら天気が悪く夕日は見れませんでしたがたしかにサバンナのような光景で日本の山でこのような景色を見たことがなく一見の価値ありでした
東北の山は山小屋も殆どが無人とのことですがアルプスのようにお祭りのような浮ついた感がないので人混みが苦手な自分には向いている












■8/12(月)

2日目の山の日は吾妻連峰の縦走路を通り途中兵子から姨湯温泉経由滑川温泉下るコース


05:52明月荘
06:10弥兵衛平分岐
06:21東大巓
06:33東大巓分岐
08:01東大巓分岐
09:10昭元山
10:16烏帽子山
11:09ニセ烏帽子山
11:28兵子分岐
11:50兵子
14:08神楽新道登山口
14:34滑川温泉

東大巓までは池塘の平原を進む風光明媚な木道を歩く。
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ただ東大巓分岐で間違って浄土平に行く道に行ってしまいすごい藪漕ぎ
六甲山や金剛山の昭文社マップなら間違いなく破線コースだが東北ならこれは普通のコースのよう

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朝露で沢登りしたようにびしょ濡れになり昨日の沢登りのウェアでこればよかったと後悔
歩いて行くうちにだんだんと隣の尾根からどんどん離れて行くのでなんか違うなと思ったのは一時間後
もう一度藪漕ぎを登り直してに戻る
途中昨日避難小屋で出会った兄さんにすれ違い道間違えたと伝えるという滑川温泉ならずっと左左に行かないとねとアドバイス

やはり遭難防止には挨拶やコミュニケーションが大切だと気付く。
特に人影が少ない山ならなおさらだ。

元の分岐に戻り再び縦走路に合流

ここから先の縦走路も一般道だが八割は藪漕ぎして歩いた

踏み跡はしっかりしてるが20kgはあろうかと言うリュックが枝に引っかかり苦労しながら進んでいく
比較的なだらかで女性的な形の山が多いが藪漕ぎと歩荷トレでどんどん体力が奪われていく

ニセ烏帽子山を過ぎた後に姥湯温泉への降り口の分岐
はるか歩いてきた昭元山、烏帽子山が綺麗に見える
その後は藪漕ぎもなく結構歩かれた道を下り姥湯温泉駐車場へ
そこから最後にとどめのアスファルト道を3kmほど歩く

滑川温泉に着いて朝からドロドロになった体を沢で洗いたい心境だったが温泉に入って汗を流し
米沢に移動して宿泊

■8/13(火)

上杉神社で山行の無事を報告。

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なせば為る 成さねば為らぬ 何事も 成らぬは人の なさぬなりけり

上杉鷹山の言葉に改めて心根を入れ直して何事にも取り組もうと思いを新たに帰阪

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