朝四時にラ・トゥール・ロンドに向けて出発
まだ真っ暗ですが午後から天気も悪いので早朝に出発。
ガイドが居なかったらこの暗さの中クレバスの縫い目を歩くのは無理です。
もともと予定していたダンデュジュアンは残念ながら氷が張り付いて難易度があがり今回は見送りました。
朝焼けに映るダンデュジュアンとても美しいです。
しかしすごい尖ってますねぇ。
巨人の歯というネーミングはぴったりあてはまります。
また次回チャレンジしたいです。
ラ・トゥール・ロンドの取り付きまでは氷河の上を1時間ほど歩きます。
あちこちにクレバスがありヒドゥンクレバスもあるので慎重に
常にピンと張った状態で距離を保ちながら歩いて2人とも落ちないように。
ロープにはバタフライノットの結び目を作る。
ロープの途中に結び目を作ることでクレバスに落ちた時に、この結び目がクレバスの縁に引掛かってそれ以上落ち込まないようにするためとのこと。
アイススクリューも持って落ちた時に確保できるようにしておく。
氷河の歩き方は下記に詳しく載ってましたがまさにその通りの手順でした。
色々と勉強になります。(私は最後に安全鐶付のカラビナをかけてもらうだけですけど)
http://www.yamanakama-sirius.org/oyakudachi/gijutsutext/glacier_mountaineering_rev2.pdf
クライミングはせずに氷河の上をウォーキングするだけのグループも結構ありました。
https://www.camptocamp.org/routes/54096/fr/tour-ronde-face-e-voie-normale
今回は緑のコースを行きます。
緑の点線が最後に懸垂下降するためのボルトが打ってます。
Col de Entreves
いきなり難しいです。
ガイドも苦労してたので結構時間がかかりました。
Col Freshfield
もうひとつのパーティーはここから取り付いてました。
Col Freshfieldを越えた後の大きなスラブ
滑り落ちたら谷底なので怖いです。
この山はモンブランと氷河を挟んで対面にあります。
最初見た時は「なんだ小さい山だなぁ」と少しがっかりしたんですが小さいのではなくて周りの山がでかすぎると言うことに登り始めていつまでたっても頂上に近づかないので気づきました。
今までの登山の中でもかなり上位に来るしんどさだったのですが、モンブランの裏側を見ながら歩いて、頂上に着いた時は疲労困憊の中かなりの充実感がありました.
最後に雪面を登っていく。
ここも滑落したら即死です。
今回高度慣れする機会が少なかったのでかなり息が上がったのですがそれでも休まずに歩くことが大事やけどそれが出来たのはようやったみたいなことをガイドから言われました。
普段からスポーツジムでトレーニングはしてるんやけど何が必要かなと聞くとクライミングしてもっと持久力を付けるのと低酸素状態でのランニングや自転車などのトレーニングかなと言われました
クライミングはジムでもすぐにバテてしまうのでやはり継続していかないとダメですね
不動でのアイゼン練習をずっと続けていけばいつかヨーロッパの面白いところに行けると思います。
あと富士山のお鉢周りは走って三周くらい出来るようになりたい。
モンブランと氷河を挟んで対面にある山で最初見た時はなんだ小さい山だなぁとがっかりしたんですが小さいのではなくて周りの山がでかすぎると言うことに登り始めていつまでたっても頂上に近づかないので気づきました
別のパーティーのガイドさんが頂上でチーズを切ってくれておすそ分けしてもらいました。
やっぱり本場のは美味しいです。
今までの登山の中でもかなり上位に来るしんどさだったのですが、モンブランの裏側を見ながら歩いて、頂上に着いた時は疲労困憊の中かなりの充実感がありました
ダンデュジュアンも遠くに見えます。
かなり歩いて来たんやなぁ。
頂上に名前を書くノートが会ったので書いておきました。
日本人の名前もありました。
帰りは懸垂で緑の点線のところを降りて元の道を引き返す。
1日だけならテントも張ることはできるらしいです。
コンパクトにまとめている動画がありました。