2012年1月29日日曜日

ヨット用にPanasonic デジタルカメラ LUMIX DMC-FT3を購入

以前LUMIX DMC-FT1を持っていたのですがズームのスライドボタンが馬鹿になってきて調整がうまくいかなくなったことや発売から2年近くたち値段的にも安くなってきたのでFT3を購入。









防水・防塵・耐衝撃性能のあるアウトドア用途の防水カメラとしてヨット中に使用するにはちょうどよい。

室内でも明るく取れるので、普段使いのコンパクトデジカメとしても使いやすい。


フォーカスやズームを含め、応答は概して速く、手ぶれ補正も効いてます。。

画質・携帯性・操作性・デザイン・バッテリー持続時間などの面も、特に不満はなく大体は満足できる製品です。





なおFT1からFT3に買い替えてカタログスペックで両者を比較してみました。


電池の持ちはデータ上はFT3のほうが悪いようです。


FT3

撮影可能枚数*             CIPA規格※9:約310枚(付属バッテリーパック)
連続撮影可能時間           約100分(AVCHD[画質設定:FSH※13])
約110分(Motion JPEG[画質設定:HD])

実撮影可能時間            約50分(AVCHD[画質設定:FSH※13])   
約55分(Motion JPEG[画質設定:HD])
充電時間(付属バッテリーパック)  最大約130分


FT1

撮影可能枚数*             CIPA規格※8:約340枚(付属バッテリーパック)
連続撮影可能時間※9         約100分(AVCHD Lite[画質設定:SH]
                      Motion JPEG[画質設定:HD])
実撮影可能時間※9         約60分(AVCHD Lite[画質設定:SH]                
Motion JPEG[画質設定:HD])
充電時間(付属バッテリーパック) 最大約130分



FT1には無かった機能としてヒストグラムの表示ができるようになりました。


露出は撮影した写真のプレビューである程度確認できますが、屋外など周囲が明るいと液晶モニタが見難く、正確な露出が分かりません。
そこで、ヒストグラムを使うとおおよその露出傾向が一目で確認できます。特に、白飛びや、黒つぶれはヒストグラムで確認すると一目瞭然です。
 ヒストグラムの見方は、山の頂が中央付近にあれば一般的に適正露出。





右に寄っていれば露出オーバー気味、左に寄っていれば露出アンダー気味と言う判断になります。



ズームボタン


FT1のズームボタンはスライド方式だったので間に砂が入ったりして馬鹿になることが多かったのですがFT3からはボタン方式になり改善されているようです。

ダイヤルなど砂や水を浸入したり噛むような部品はすべて無くなりました。

アウトドア用カメラの進化の完成形に近いものになっており他社も同様の機能に追いかけてきていると言う気がします。







撮影モードには下記のようなモードが増えてます。


・ スポーツモード
・雪モード
・ビーチシュノーケリングモード

SCN

 手持ち夜景
 ピンホール
 サンドブラスト
 ハイダイナミック
 フォトフレーム
 高速連射
パノラマアシスト(PHOTOfunSTUDIO)


・3D撮影もできるようになりました。
まだ使ってません、、、



そしてこのモデルの一番の売りであるGPS機能(方位、高度、気圧)について





GPS機能に加え、新機能の「方位計」「気圧計」「水深まで測れる高度計」を内蔵。


山では高度を海では水深を表示。

地名、時刻に加え緯度・経度を表示





GPS1機能をONにしておけば、あとは撮影するだけで位置を記録してくれる。


ただしいったん衛星を捕捉すると電源が入っている間は捕捉し続けて移動経路のトラッキングをするようにはなっていない。

そのため移動したりした直後に撮影するとかなり誤差のある位置情報が写真に記録されてしまうことになります。

すぐに位置情報を更新したい場合には手動で更新させる機能がありますが、しかしこの場合でも改めて衛星の捕捉をやり直すので10秒~数分の待ち時間が発生します。


電池の容量の問題もあるでしょうがそのあたり次機種での改善を望みたいところです。

高度計、方位計もそこそこ実用的です(これらはGPSと違ってリアルタイムのデータが取れます)。

GPSの応答性の悪さを除けば撮影をした国や地域、さらに経度・緯度まで自動で記録。
またセイリングの際にどの位置で撮影したものかが分かるため便利です。


ランドマーク登録件数は、約100万件で国内および海外のランドマーク(建物の名称など)の登録件数は、約100万件



GPSはアウトドアで使うものですから防水・防塵・耐衝撃性能は当然だと思いますが、同様の機能をもつ他社製品に比較して端正なデザインになっていることが評価できます。

ただしレンズが左上にあり、指がレンズにふれやすく、電源OFF時もレンズ部分が閉じないので持ち運ぶ間にゴミなどが付着しやすい。








その他撮影メニューのメモ書き

・ISO感度

ISO感度とは光に対する感度
数値を高く設定すると暗い場所でも明るく撮ることができる。



写体に合わせて感度を決める「インテリジェントISO感度コントロール」

気になっていたのは「ISO感度」メニューの「I ISO」のポジション。「インテリジェントISO感度コントロール」という機能である。被写体が動いているか止まっているかをカメラが自動的に判別して、それに合わせて感度を上げたり下げたりする。ビデオカメラではそれほどめずらしくはないらしいが、スチルカメラの世界ではけっこう画期的な機能なのではないかと思う。

機能としては、カメラに慣れている人が手動でやっているのと同じ。動く被写体を撮るときには、画質は我慢して被写体ブレを抑えるために感度を上げる。止まっている被写体が相手なら、画質を優先して低感度で撮る(手ブレ補正があるからシャッター速度が多少遅くなっても何とかなるしね)、といった具合。手動の場合は、被写体の動きやシャッター速度をにらみながら感度と画質と被写体ブレの兼ね合いを考えなくてはならないが、それをカメラが自動でやってくれるのだからラクチンだ。

問題の効果のほどは、これがもうひとつの印象。きちんとしたテストをやったわけではないので厳密なことはいえないが、被写体が急な動きをした場合に感度アップが追いつけていないように感じられるのである。



「ISO感度」メニューに新しく追加された「I ISO」のポジションが「インテリジェントISO感度コントロール」。被写体の動きを読み取って、最高ISO800相当まで感度を自動で上げ下げしてくれる
被写体の動きを読み取って感度を決めるのだから、シャッターを切る直前に被写体が動いていなければ感度は上がらない。当然、急に動く被写体にはワンテンポ対応が遅れてしまう。なのでブレてしまうケースも出てきてしまう。

もちろん、被写体が連続的に動いている状況であれば、ちゃんと感度は上がってくれる。その分シャッター速度も速くなるから被写体ブレを抑えた撮影ができる。が、急に動き出す被写体(子どもとかペットとかってそういうもんでしょ? )に対応できないのは物足りない。理屈から考えれば仕方ない部分だと思うが、予想外の落とし穴である。まあ、そのあたりをきちんとわかったうえで使う分には便利な機能だ。

もうひとつ気になったのは、被写体の動きによって感度が変わるため、シャッター速度がいくつになるかが事前にはわからないこと(シャッターを切った瞬間にチラッとだけ出る)。なにしろ、シャッター速度を表示するには感度が決まっていないといけないのに、感度はシャッターを切る直前にしか決まらない。なので、シャッター速度を表示できるはずがないのである。

といっても、まったくわからないままというのも不便なもので、アバウトな数字でいいから教えてくれないかなぁ、と思ってしまう。感度の設定範囲はISO100からISO800相当だから、設定されるシャッター速度の範囲ならわかるはずだ。例えば「1/8秒から1/60秒のあいだ」とか「1/20秒前後」など、幅を持たせた表示ならできなくはない。こちらとしては、シャッター速度がまるっきりわからないのも落ち着かないから、どれぐらい暗いかの目安が欲しい。シャッター速度がアバウトにでもわかれば、ブレそうかどうかは見当がつくからだ。というわけで、もうひと工夫していただければと思う。




・ホワイトバランス

ホワイトバランスは太陽光や白熱灯火など白色が赤みがかったり青みがかったりする場面で高原に合わせて見た目に近い白色に調整する機能。


ホワイトバランス(英: White Balance, Color Balance)は、カメラにおいて、さまざまな色温度の光源のもとで、白色を正確に白く映し出すように補正する機能である。ホワイトバランスが取れていないと肉眼では自然に見えていた色がカメラで撮影すると不自然な色に写る。例えば、蛍光灯のもとで太陽光用のフィルムや、太陽光のホワイトバランスで撮影すると緑色がかった不自然な色に写る。また、太陽光用のフィルムで白熱灯に照らされた被写体を撮るとだいだい色がかって写る。これを補正するのがホワイトバランスである。








色温度の単位はケルビン(K)


色温度は、表現しようとする光の色をある温度(高熱)の黒体から放射される光の色と対応させ、その時の黒体の温度をもって色温度とするものである。
どのような物質も、高熱を加えると、その温度によってさまざまな波長の光を放射するようになる。その色合いは、物質ごと、温度ごとに微妙に異なる。たとえば鉄の釘など金属をガスの炎で加熱すると光を発するようになる(実際には温度を持っていればオレンジよりも波長が長い赤外線、遠赤外線などをわずかに発している)。最初はオレンジ色であり、だんだん白く輝くようになる。
一般的な感覚とは逆に、寒色系の色ほど色温度が高く、暖色系の色ほど色温度が低い。これは、日常的に目にする赤い炎は、炎としては最も温度が低いものだからである。


朝日や夕日の色温度はおおむね 2000 K であり、普通の太陽光線は 5000~6000 K である。澄み切った高原の空の正午の太陽の光はおおよそ 6500 K といわれる。これらは、一般に考えられている白より、かなり黄色っぽい(実際に物体を照らす光は大気の青色がかなり色味を中和しているためで、6500 K よりも高い色温度のほうが「白」く感じられる)。



FT3のオートホワイトバランス(AWB)
3000K弱から7000Kくらいまでなら働くが
蝋燭、日の出、日の入り前、白熱電球などの赤っぽい色
日陰などでは効かない場合がある。

その他
・手動でホワイトバランスの設定値を設定
・ホワイトバランスの微調整が可能。
・ オートフォーカスモード
・ 暗部補正
・ 下限シャッター速度
・ IR超解像
・手ぶれ補正
・日付焼きこみ

など


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